ガイアF1パイル工法は、鋼管の先端に掘削刃と半円形の先端翼を溶接接続した基礎杭を、地盤中に回転貫入させ設置する工法です。貫入能力・建て込み精度が高く杭芯ズレの極小性が保たれています。
また、狭小敷地でもプラントが不要で重機の寄り付きも良く施工性に優れており、特に狭小敷地施工に優位性を発揮します。
・残土処分費、産業廃棄物の軽減
・重機簡素化により施工費、回送費の軽減
・重機運搬費の合理化により二酸化炭素削減
・将来の解体時、優れた撤去性によりコスト削減
・撤去後、リサイクルが可能

などの特徴により、コンクリートに代わる工法として注目されています。
ガイアF1パイル施工技術委員会により指導された施工管理技術者が、施工管理を行うことで徹底した施工管理がされています。
ガイアF1パイル工法は高い支持力と高い信頼性により、国土交通大臣認定、日本建築センターの評定を取得しております。

 ■ 押込み 砂質礫質地盤 認定番号 TACP-0482
 ■ 押込み 粘土質地盤 認定番号 TACP-0481
 ■ 引抜き 砂質地盤 BCJ評定 FD0560-01
 ■ 引抜き 礫質地盤 BCJ評定 FD0561-01
 ■ 引抜き 粘土質地盤 BCJ評定 FD0563-02

狭小地での施工が可能

工法の特徴

圧倒的な杭種の多さ
56の杭種バリエーションにより経済設計が可能です。
低コスト
高い支持力により無駄な材料を削減できることで、材料費の削減と流通の簡素化が可能となり低コストを実現しました。
省スペース
狭小地の施工においてもプラント設備等が不要なため省スペースでの施工が可能です。
環境に優しい
回転貫入するので無残土での施工が実現し、産業廃棄物を発生しません。地盤改良やセメントミルクおよび水を使用しないので、地下水への影響がほとんどありません。輸送・建設用機械の合理化によりCO2を削減できます。また、杭を逆回転させて引き抜くことができ、鉄製品であるがゆえリサイクルが可能です。

施工工程

基本的な施工フロー

①基礎ぐいの吊り込み
 基礎ぐいを吊り込み、基礎食い先端をくい芯にあわせる。
②基礎ぐいのセット
 くい芯のセット終了後、杭本体の鉛直性を確認する。
③回転貫入開始
 基礎ぐいを正回転(右回転)させ、先端翼の推進力で貫入させる。地盤状況により必要に応じて、圧力を加える。
④継手作業
 必要に応じて、溶接又は機械式継手により継ぎ足しを行い、順次回転貫入する。
⑤回転貫入完了
 ヤットコを用いて所定の震度まで回転貫入させ、管理トルク値を超えていることを確認して、打ち止め管理を完了する。
⑥施工完了
 ヤットコを逆回転(左回転)させて引抜き、施工を完了する。


※詳しくは下記のPDFをご覧ください。
ガイアF1パイル工法(PDF)